三屋(みとや)神社
島根県雲南市にある三屋神社は、大己貴命をお祀りする神社です。
↑ 3枚 一の鳥居と鳥居前にある案内板
みとや=三刀屋=三刀矢=三屋=御門屋
色々な読み方がある『みとや』その呼び方には神社に伝わる由緒がありました。
神社の由緒から要約すると、
八十神を追い払った大穴持命は、この地へ宮を立てた。
ここから国土経営の御門を開きになった。
その後、出雲国造の出雲の臣や神門の臣等が、大神の御陵を営み、神社を創建して御神地を定めた。
大神の宮垣の御門とその神戸に因んで御門屋社と言った。
このように書かれていました。
大穴持命が造ったお宮の宮垣の御門とお宮の荘園地である神戸が一緒な場所にあって、社名になっているのはここだけとも、書いてありました。
現在のお社から数百メートル離れたところには古墳群があり、その古墳の上に御門屋社の元宮があったそうです。(今回は場所が良く分からず、元宮には行けませんでした)
↑ 手水舎と二の鳥居
↑ 3枚 蓮池
一の鳥居をくぐって左手に池があります。
池には荒神谷史跡公園にあるハスと同じ古代蓮が咲いていました。
↑ 三屋神社にお邪魔するきっかけになったナムジ
三屋神社由緒にあったように、八十神を追い払ったあとに建てられた宮として、マンガの中では大己貴命の妻・須勢理姫の住んだ屋敷が三屋神社だったと紹介されていました。
↑ 随神門
↑ 2枚 狛犬
↑ 拝殿
↑ 拝殿の扁額
↑ 神楽殿(?)
↑ 境内社
左から 社日柱・祇園社・稲荷社
↑ 社日柱
↑ 祇園社
↑ 2枚 稲荷社
↑ 境内社 詳細不明です。
↑ 境内社 こちらも詳細不明です。石祠ではありますが草で見えにくいです。
↑ 御神木
↑ 神井(?)
↑ 拝殿にある龍
迫力あります。
↑ 境内からの眺め
境内は少し小高いところにあり、三刀屋川が一望できます。
三刀屋川は斐伊川の支流で、川を1kmくらい下ったところに斐伊川との合流地点があります。
斐伊川との合流地点には、スサノオ命が箸を拾ったと云われる場所があり、また、その対岸には八本杉と言われるオロチの首を埋めた場所があります。
斐伊川沿いを遡上していくと、スサノオ命に関連する神話の舞台が数多くあります。
三刀屋川を遡上していくと、数は少ないですが大国主命に関連する神話の舞台があります。
ここ三屋神社はそんな大国主命の神話の舞台の一つです。
スサノオ命の試練から須勢理姫命と逃避行するときもきっとこの三刀屋川を遡って逃げって行ったのでしょう。(このずっと先に琴引山があります。)
そして、八十神を退治して強くなった大己貴命が国土開拓を始めた地。
神話の世界では、何か大きな意味を持つ土地では無いでしょうか。
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