日御﨑(ひのみさき)神社<笠浦>
島根県松江市美保関町にある日御﨑神社は、天照大御神、事代主命、応神天皇をお祀りする神社です。
↑ 案内板
↑ 手水舎にある由緒書
案内板にもありますが、「大日本地誌大系」にも同様の記述がありました。
↑ 手水舎
「大日本地誌大系」27巻(雲陽誌)より
笠浦
日御崎 日御崎は大日霊貴(おおひるめのむち)素戔嗚(すさのお)五男三女なり
八幡宮 八幡宮は応神天皇、神功皇后、玉依姫なり。 ー以下略ー
辨財天 海上二十間ばかり沖の島にあり、倉稲魂尊を祀る。 ー以下略ー
恵美酒 二か所にあり里人沖恵美酒地恵美酒といふ。 ー以下略ー
このように書いてありました。
↑ 笠浦港にある島
多分こちらが辨財天がお祀りされている島と思われます。
↑ 扁額
↑ 拝殿内からの写真
ご神職の平井様より許可を頂いて撮影させて頂きました!
↑ 2枚 1月7日に行われる龍神祭で使われる無目堅間(まなしかたま)と言われる藁で編んだ船。
童話にもなっている海幸と山幸のお話に出てくる船で、龍神祭で使われます。
拝殿に置いてあるものは、小さい模型的なものなんだそうです。
龍神祭で使われるものは、もっと大きく1mくらいの長さがあるそうです。
↑ 無目堅間の写真
お祭りの際の写真が飾ってありました。
ミカンが撒かれるので無目堅間のまわりや無目堅間の中にもミカンが詰められています。
山幸彦が海幸彦の釣針を無くし、海幸彦から責められて泣いていると、浜辺に居た塩椎神(しおつちのかみ)が海神の宮へ行ったらどうにかなると話してくれます。そこでこの無目堅間で海神の宮へと向かって行きます。
龍神祭はその様子を再現したお祭りのようです。
↑ 境内から望む笠浦港
↑ 4枚 狛犬さんたち
↑ 境内社 歳徳神社と木野山神社
↑ 拝殿
小高いところなので、拝殿前はあまりスペースは無いので真正面では撮れませんでした。
↑ 本殿
↑ 御神木の銀杏
高さもですが、幹回りも5,6mくらいある大きな木でした。
↑ ご近所の方
ご近所の方が潮搔きと藻塩を持ってこられていました。
ご厚意で撮影させていただきました。
↑ 塩搔きを掛けるところ
竹筒はとんどさんで燃やされるそうです。
ちなみに、笠浦漁港の先に恵比須社があります。
↑ 2枚 恵比須社
二社共に元々あったところに行くのが困難になったため、近年遷座されたとのことです。
(MAPには海沿いに笠浦恵比須社が載っていますが、崖崩れの恐れあり!とのこと)
「大日本地誌大系」にあった
恵美酒 二か所にあり里人沖恵美酒地恵美酒といふ。
の二社が現在こちらに遷座されています。
御祭神は魚見山社:タケミナカタ命、恵比須社:事代主命のようで、兄弟で並んでおられるとのこと。
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